株式会社旭広告社 沼津営業所 イメージ

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2022年4月23日、北海道斜里町の遊覧船「KAZU Ⅰ」が知床半島西岸で沈没。
乗員乗客26名全員が死亡・行方不明になった痛ましい事故は記憶に新しいと思います。

知床遊覧船沈没事故からさかのぼること108年。
1914年(大正3年)1月5日、西伊豆の土肥港から沼津港へ向かっていた貨客船「愛鷹丸」が
強風と波浪により戸田沖で沈没。
120名以上の方が亡くなる事故が発生しました。

この愛鷹丸沈没事故の慰霊碑が先日ご紹介した沼津市内浦の和洋菓子店「松月」さんのすぐ近くにあります。

愛鷹丸沈没事故慰霊碑

かろうじて「愛鷹丸」の文字は判読できますが、
側面に書かれていたであろう碑文は全く読めなくなっています。

愛鷹丸沈没事故慰霊碑

説明プレートも無いので何の石碑なのかわからない状態になってしまっているのはとても悲しく思います。
愛鷹丸沈没事故は私の祖父から聞いたことがあるのですが、今回改めてネットで調べてみても
ほとんど情報がありません。
死者数も120名から130名くらいまでさまざまでハッキリしません。
乗船名簿など無い時代に仕方がないとはいえ、事故そのものが完全に忘れ去られています。
痛ましい事故も100年以上が経過してしまうとこうなってしまうのでしょうか。

現在はラブライブサンシャインの聖地として多くの観光客が訪れる場所に
こうした慰霊碑があることも何かで伝えられないものでしょうか。

今日は沼津市内浦にある愛鷹丸沈没事故慰霊碑について書いてみました。
今週も読んでいただきありがとうございました。