株式会社旭広告社 沼津営業所 イメージ

お客様のニーズに寄り添い、医療広告、電柱広告、ロードサイン等、最適な広告をご提案させていただきます。
東京や神奈川にも事務所を構えておりますので、首都圏からのアプローチもおまかせください。

弊社はお陰様で来年2023年に創立85周年を迎えます。
その一足先に、今年2022年に開通85年周年を迎えるのが沼津市の中心部にある2代目「御成橋(おなりばし)」です。
アーチがとても美しい橋です。
沼津市中心部にかかる御成橋

江戸時代、ここは渡し船で往来したそうですが、1876年(明治9年)に木造の橋が架けられました。
当時は港橋(みなとばし)と呼んだそうです。
かつてはこの付近が沼津港であり、多くの船が集まっていたとのこと。
http://www.tcp-ip.or.jp/~ask/urbanism/uminotoukaido/sea/sea05/sea052/fig523.GIF

30年くらい前には土蔵が立ち並ぶ風景がまだ残っていましたが、
現在は再開発ビルの下に当時の石垣が少し残るだけになっています。
沼津の御成橋付近に残る石垣

さらに1912年(明治45年)に静岡県東部初の鉄橋として竣工。
これが初代御成橋です。
沼津御用邸に向かう皇族がこの橋を渡ることから「御成(おなり)」と名付けられたそうです。
当時の絵葉書がありました。
https://www.ehagaki.org/shopping/eaja/eaja_a5/eaja_a5_22/eaja_a5_22_a3/eaja_a5_22_a3_a2/39974/

その後、昭和になり交通量が増大。
1937年(昭和12年)に現在の2代目御成橋が竣工しました。
御成橋の工事資料がありましたのでリンクを貼っておきます。
http://library.jsce.or.jp/Image_DB/mag/gaho/kenchikukouji/13-03/13-03-2468.pdf

第二次大戦中に沼津は何度か空襲を受けますが、
1945年(昭和20年)4月の空襲では、爆弾又はその破片が橋を直撃、
現在でもその痕を見る事ができます。
沼津の御成橋に残る空襲痕

沼津の御成橋にある空襲痕の説明板

激動の時代を生き抜いた御成橋は、2018年「平成30年度 推奨土木遺産」に選出されました。
http://www.jsce.or.jp/contents/isan/blanch/4_49.shtml

この橋と旭広告社がほぼ同い年だと思うと何か感慨深いと思います。
夜間は水色にライトアップされますので、沼津へお越しの際はぜひ散策してみてはいかがでしょうか。
https://numazukanko.jp/spot/40186